キャッシュレス化やミニマルトレンドの影響を受ける今日、
数枚のクレジットカードと諭吉で“スタイリッシュ”に会計を済ませる人は「マネークリップ」を。
お札を折り曲げたかったり、収納力タップリに使いたかったりするこだわりの強い人は「長財布」を。
そんな風に財布界隈は二極化した・・・・・・と言われて早数年。
「何やかんやで、お札も小銭も使うし、ポケット入って便利だし」ということで、
二つ折り財布の需要は、まだ尽きていないと言えるでしょう。
今回の記事では二つ折り財布にフォーカスしまして、おすすめのメンズ二つ折り財布を紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
改めて見つめ直したい、二つ折り財布の特徴
【メリット】パンツのポケットにも収めやすい「携帯性」
二つ折り財布の特徴といえば、何と言っても携帯性。
お札やコイン、カードをしっかり収納しつつ、パンツのポケットに入れやすい携帯性は、大きなメリットと言えます。
【メリット】一周回って、丁度良い「収納力」
次に見つめ直したい二つ折り財布の特徴が収納力。
勿論、収納力の大小で言えば、二つ折り財布は長財布に比べて、あまり多くの物を入れることができず、気を付けないとすぐにパンパンになってしまいます。
要は、収納力と携帯性のバランスに注目したいのです。
今日、キャッシュレス社会になってきたとはいえ、ゼロ現金は心許なく、かといってコインケース&フラグメントケースを別に持ち歩くのも微妙という方は少なくないのではないでしょうか?
つまり、カードも現金もある程度は持ち運びたいときに、二つ折り財布の収納力は、非常に丁度いい具合だということに気付かされます。
【デメリット】お札が、“うねん”と曲がる
二つ折り財布なので、入れたお札は必ず曲がります。
折り目が付かなかったとしても、“うねん”と曲がってしまうため、いざお札を扱うときの見栄えは良くないですよね。
また、非常に俗な体験談で申し訳ないのですが、ICカードのチャージや自動販売機でお札を使いたいときに、二つ折り財布から取り出した曲がったお札が、スッと挿し込めず絶妙なストレスになることも、しばしばです。
おすすめメンズ二つ折り財布39選
では早速、おすすめの二つ折り財布を紹介していきます。
実際に購入するときの参考にしてみてくださいね。
皇室御用達ブランド
皇室御用達ブランド『傳濱野(でんはまの)』人気No.1財布
『傳濱野(でんはまの)』は、ロイヤルファミリー3代からご用命を受けた濱野家による、日本のブランドです。
ブランドの設立は2013年ですが、バッグ作りの歴史は140年前の明治初期から。「とことん本髄を極めないと気が済まない」という“わがままなバッグ作り”を続けています。
今回は、そんな傳濱野がメンズ用に立ち上げた新シリーズ「ビスポーク・デンハマノ」からメンズ財布を紹介します。
金箔で作られた「金糸」を用いて、装飾ステッチを施した二つ折り財布です。
モチーフにしたのは、フォーマルな席で男性が身に着けられる数少ないジュエリーの1つ「カフス(カフリンクス)」。
ちらっと見える一瞬のアクセントにロマンを求める“洒落者としての心意気”を大切にしたい。そう語るブランド当主の想いが、黄金にステッチに込められた一品です。
小銭入れの中身を確認しやすい「扇開き構造」など、財布としての機能性もしっかり備えていますよ。
革のダイヤモンドコードバンを、磨いて磨いて仕上げる財布
『傳濱野』からもう1つご紹介。
“革のダイヤモンド”ことコードバンをメイン素材に選びつつ、レザーの端を「コバ塗り」で仕上げた二つ折り財布です。
レザーの端とは、すなわち“断面”のこと。どんなに艶やかなレザーも断面はどうしたってザラつくものです。
そんな中、コバ塗りは塗料やニスを 塗る ⇒ 磨く(削る)⇒ 塗る ⇒ 磨く を何度も何度も繰り返すことで、断面すら美しく仕上げる、まさに職人技。途中に乾かす工程が入るので、とにかく時間もかかるのだとか。
『人の記憶に残る物とは、細部まで研ぎ澄まされたもの』そんな風に語る、ブランド当主の美学・哲学が形になった二つ折り財布。ぜひ、お試しくださいませ。
美しい経年変化|イルビゾンテ
『イルビゾンテ』は、「時間の経過とともに変化していく本物の美しさ」そして「安心できるラグジュアリー」を掲げる、イタリアのラグジュアリーブランドです。
経年変化が楽しみになる二つ折り財布です。勿論、外れの無いブラックカラーも用意されているのですが、イルビゾンテの財布を選ぶのであれば、やはり経年変化で美しいアメ色になる、ヌメ色のウォレットを選びたいところですね。
ハイブランドの王|ルイヴィトン
1859年に旅行用トランク専門アトリエとして開業した『ルイヴィトン』は、フランスのラグジュアリーブランドです。
「受け継がれてきた、クラフトマンシップや職人技(≒サヴォアフェール)を未来に繋げる」というミッションを掲げる、大手メゾンの大連合『LVMH』の中核を担っている存在でもあります。
ブラウンとベージュカラーのコントラストで、モノグラムを描いた「ルイヴィトン」らしさ溢れる、二つ折り財布です。
正直、柔らかい素材ではないので、使いやすいだとか手に馴染むだとか、そういった特徴は特にありません。
しかし、ある程度の“かたさ”があるからこそ、ポケットからの出し入れに摩擦に負けることもなく、スッと手早く・引っ掛かりもなく取り出せるのは大きなポイントと言えるでしょう。あと、凄く気兼ねなく、安心して使えます。
“ひねりの効いたクラシック”|ポールスミス
クラシックなデザインの中に遊び心を1つ。そんな「ひねりの効いたクラシック」をコンセプトに様々なジャンルのアイテムを展開しているのが、イギリスのファッションブランド『ポールスミス』です。
品がありながらウィットに富んだデザインが多く、更に、価格もそこそこなので、ビジネスからカジュアルシーンまで愛用する人少なくありません。
ポールストライプの代名詞であるマルチストライプを、シマウマ型(ゼブラ型)にかたどった「マルチカラーゼブラ」が特徴的な二つ折り財布です。
財布を開いたときも、エッジのブルーコントラストが印象が印象的で、非常に楽し気な二つ折り財布として仕上げられています。
無駄のないデザイン。ステッチゼロの日本製財布|スラー
「無駄のないデザインは美しい」をコンセプトに、表面に縫製が現れない“ステッチゼロ”を採用したプロダクトを発信している、日本のブランド『スラー』。
エナメルレザーのコバ(レザーの断面)を、磨く ⇒ 塗る ⇒ 磨く ⇒ 塗る という具合に手間暇かけて美しく仕上げるなど、シンプルだからこそ引き立つ「物としてのクオリティの高さ」が特徴です。
“ステッチゼロ”を採用することで、エナメルレザーの艶や色彩がダイレクトに伝わってくる、二つ折り財布です。表面は、本当に全部エナメルです。
コインポケットには、マチが70度以上開閉する「リクライニング構造」を採用。素材にも柔らかいスムースレザーを選ぶなど、使い勝手に関しても妥協はありません。
マルジェラやボッテガのように、「ブランドネームではなく、物の良さに注目したい・大切にしたいといった哲学」をお持ちの方は、是非チェックしてみてくださいね。
鞄メーカーの技術力×現代的なデザイン|ポーター
『ポーター』は、日本の鞄メーカー・株式会社吉田(愛称:吉田カバン)が展開するブランドです。
「日本の鞄職人を絶やさない」という創設者の想いは今も紡がれ、日本国内の様々な工場・工房と提携して日本のものづくりを続けています。そのため、実は吉田カバン自体は自社工場を持っていなかったりします。
穏やかな波を連想させる型押し(水シボ)を施した、二つ折り財布です。
角に配置されたブランドのプレートも、ブランド物らしいアクセントとして効いていますね。
ユーザーの年齢を問わないデザインなのでギフトとして選ばれることも多い人気シリーズです。
使っている人の日常に馴染み、共に育っていく|エムピウ
「使い込んで育てることが楽しみなる」
そんなコンセプトを掲げて、レザーグッズを続けている日本のブランド『エムピウ』の二つ折り財布です。
イタリア産の植物タンニン鞣革(なめしがわ)を採用しており、箱型の外見が“ころっ”としていて、とても愛嬌のある一品。
元建築士の村上雄一郎氏が手掛けていることもあってか、収納しているものを一望できて、かつ、一方向から扱える。そんな道具としての使いやすさもしっかりと設計されています。
下町生まれの職人ブランド|万双(まんそう)
デザインは至ってシンプル。しかし素材と仕立ては一級品。
飾らない“粋”な姿勢に共感する人は要チェックです。
“日本のエルメス” に相応しい、ハイクオリティなものづくり魂|池田工芸
『池田工芸』は、日本国内最大級のクロコダイル&パイソンレザー専門ブランドです。
自社工場で「素材磨き」から「縫製仕上げ」まで一貫生産できる体制の中、とにかくハイクオリティな“ものづくり”を徹底する姿勢は、『日本のエルメス』と言っても過言ではありません。 ブランドに80年の歴史があるため、エルメスと上質なクロコレザーを「分け合える」数少ないブランドとされます。
商品ラインナップは財布は勿論のこと「名刺入れ」や「トートバッグ」など、幅広いメンズグッズを展開中。
あらゆる面に妥協がないので、価格帯も必然的にハイランク。しかし、「1ヵ月待った甲斐がある」というレビューが寄せられるほど、その価格帯に相応しい「満足感」と「納得感」「完成度」がありますよ。
瑪瑙(めのう)の石を用いて、宝石のように磨き上げられたグレージングクロコダイルで仕立てられた二つ折り財布です。
艶やかなブラックの中に、「オリジナルのファスナー引手」や「内装のゴールド箔パイソン」のコントラストが実にラグジュアリー。
スマートかつコンパクトなお財布の中にも、存在感や高級感、満足感を求めたい方にオススメの名品です。
デニム好きのため「藍染めクロコダイル」二つ折り財布
1つ上で紹介した創業80年を迎える日本のブランド『池田工芸』から、もう1つ二つ折り財布をご紹介
デニム好きのブランド当主が、デニム好きの革職人と一緒に開発した「藍染めクロコダイルレザー」で仕立てた二つ折り財布です。
デニムの「ヒゲ」や「ハチノス」をイメージしたマット仕上げは唯一無二。
5年10年と使い続けられる高耐久なクロコダイルレザーだからこそのエイジングを、どうぞお楽しみくださいませ。
一旦、デニムのことを忘れて“純粋な高級財布”として見ても、世界的にもトップクラスの仕上がりなのです。
ランドセルがルーツの日本ブランド|土屋鞄
土屋鞄製造所が誕生したのは1965年のこと。最初に扱ったプロダクトは、ご存知の方も多いでしょう、ランドセルです。
ランドセル作りで培われた、長く使える丈夫さと、シンプルで品のある雰囲気は、財布を始めとした他の商品にも活かされています。
一般的なコードバンと比べて、扱いが少しデリケートになる代わりに、美しさと価格のバランスがとりやすい「水染めコードバン」
デザインや仕様としては、求められた要件を満たした、いわゆる“スタンダード”。
しかし、それだからこそ“革のダイヤモンド”としてのプレミアム感が引き立つ、いうなればプレミアム・スタンダードです。
奇をてらうことなく、純粋に“高品質”を求めるかたは是非。
物の良さで国内外にファンを増やす|ガンゾ
『ガンゾ』は、最高級のレザー製品を手掛ける日本のブランドです。
ブランド自体は2001年に設立された“新顔”ですが、ブランドを支えるメーカーは創業100年を超える老舗中の老舗。サンローランやコムサデモードなど有名ハイブランドのOEMを任される実力の持ち主です。
手間のかかる「水染め仕上げ」でツヤ感と透明感を与えられたコードバン二つ折り財布です。
内装はナチュラルな素材感を楽しめるヌメ革を合わせているため、外装のコードバンとのコントラストが互いに引き立つようになっています。
小銭入れのないタイプなので、財布全体の厚みも比較的薄め。胸ポケットに入れておきやすい一品ですね。
大人の贅沢をかなえる日本製ハイエンド|ココマイスター
日本の職人が、ヨーロッパの最高級レザーを用いてアイテムを仕立てる。このシンプルかつ王道のプロダクトにより、2011年にデビューした『ココマイスター』は、瞬く間に人気ブランドに成長しました。
現在も、一般流通していない(もしくは流通量が少ない)革を探すなど、最高級のマテリアルにこだわる姿勢は少しも陰りを見せていません。
英国政府が管理の元で生み出される希少レザー「オークバーク」を編み上げた二つ折り財布です。
ミニ財布という限られた面積の中で、炭鉱で働く人々の無骨さ・タフさ・ロマンを表現した一品です。
英国クラシックと遊び心の融合|タケオキクチ
『タケオキクチ』は、デザイナー菊池武夫氏が1999年に設立したファッションブランドです。コンセプトは「LONDON POP」。英国スタイルに遊び心を加える小粋な雰囲気が多くの人から支持を集めています。
使うほどにツヤが出て、手に馴染んでいくアンティークレザーで仕立てた、スタンダードな二つ折り財布です。
レザーならではの経年変化を楽しめるのが良いですね。
内装は、5色のレザーを上品な印象で配色した遊び心あふれるデザインになっています。
デザイン・機能・コスパの三拍子が揃う|アニアリ
『アニアリ』は、「An Ideal And Reality(理想と現実)」という一文にブランドネームの由来を持つ日本のブランド。高品質な純国産クオリティをリーズナブルな価格で手にすることが出来るのが大きな魅力です。
クロコエンボスレザーから仕立てた二つ折り財布です。
小銭入れが完全に外側(写真の3枚目のような感じ)についているため、「小銭を入れた分だけ膨れて、結局閉じにくい」といったことが起こらないのがポイント。
素材には、1~2年の時間をかけ、原皮自体が含んでいるオイルを活かした再鞣(なめ)しをかけた物のみを使用しているため、「ナチュラル感」「張り感」「ヴィンテージ感」が揃った表情に仕上がっていますよ。
リーズナブルな日本製財布|キプリス
“一生愛せる本質的価値のあるものづくり”を理念に掲げる『キプリス』は、日本のレザーグッズブランドです。ブランド名の由来は、自然界で最も美しいとされる「キプリス・モルフォ蝶」。
高いクオリティにも関わらず手が出しやすい価格設定がされているのが特徴です。
今回ピックアップした二つ折り財布は、ショルダーレザーを採用することで、1つ1つの製品に唯一無二の表情が与えられたもの。
ショルダーレザーとは、その名のとおり、牛の肩周辺から採取できる革のことで、関節が近い分だけ「トラ模様」も多く、その模様を存分に活かしたプロダクトとして仕上げられています。
最初から最後まで1人の職人が仕上げる財布|Herz
常に、丈夫かどうかを念頭に製品を仕立てているそうです。
「永く使える」や「財布はあくまでも道具である」という思いに共感する人はチェックしてみてくださいね。
圧倒的高コスパ◎。U1万円で本格レザー財布が手に入る|ムラ
「使いやすく、合わせやすく、お求めやすく」というコンセプトの通り、シンプルなデザインのレザープロダクトを、圧倒的なコスパで展開しています。
時代を席巻した日本のモードブランド|コムデギャルソン
「モード=黒」というイメージを作り出したブランドとしても有名ですね。(全身、黒に身を包んだ人たちを「カラス族」と呼び流行にもなりました)
財布も当然真っ黒…かと思いきや、こちらは、内装にゴールドを採用しています。
銀座・和光のメンズ財布
革小物だとレディースのイメージが強いかと思いますが、メンズラインも展開。
仕立ての良さやシンプルさが人気。
クラウドファンディングで人気の機能派財布|アジリティ
クラウドファンディングで人気を博した「セミウィレット」です。
横浜・元町『Kitamura』メンズライン
高級なクロコダイルレザーを使用しつつ、内装には牛革を使用することで、価格が上がりすぎないように工夫されていますね。
目指したのは、英国古来のものづくり|グレンロイヤル(GLENROYAL)
『グレンロイヤル』は1979年に創業した、スコットランドのレザーブランドです。
英国古来のモノづくりを規範とし、数を減らしつつある伝統的な技法を採用するなどしています。
薄くスライスされたレザーを採用していたり、折り畳みの横マチ仕様だったりと、見た目よりも多くの物を収納できる二つ折り財布です。
素材にはグレンロイヤルのお家芸であるブライドルレザーを採用。
レザーの端を別のレザーで包み隠す仕立てになっている(=ターンエッジ処理)ため、レザーの断面が露出しておらず、とても柔らかい指ざわりに仕上がっています。
素材選びから細かな職人技まで、伝統あるブランドらしい一品ですね。
馬具メーカー時代から紡ぐ、ブライドルレザーのノウハウ|ホワイトハウスコックス(Whitehouse Cox)
『ホワイトハウスコックス』は、1875年創業時には品質の高い馬具メーカーとして、今日は耐久性の高いブライドルレザーを操る老舗として知られる、イギリスのブランドです。
しかし、2022年末をもって後継者不足による廃業を発表。147年の歴史に幕を閉じました。
それによりホワイトハウスコックスの人気が再興中。気になっている方は、買うならイマです!
耐久性の高いブライドルレザーを使用した二つ折り財布です。
コンパクト性と最低限の収納力を1つにしたモデルで、ホワイトハウスコックスのベストセラーとして愛され続けています。
エルメスと同じレザーを使用で話題のブランド
ただただ質がいいものが欲しいという方にオススメです。
一人の女性から世界中に広まった世界観|フェリージ(Felisi)
『フェリージ』は、一人のイタリア女性の趣味から世界中に広がった、イタリアの老舗ブランドです。
創業以降素材選びに一際こだわり続けるブランドの1つで、最高峰のタンナーによる植物由来の伝統的製法をもって鞣(なめ)したレザーを採用しています。
「フェリージ」と「ブリーフィング」のコラボ商品。
落ち着きのあるカラーリングと上質なシュリンクレザーが魅力です。
英国王室の色・ロイヤルパープルを操る|エッティンガー(ETTINGR)
『エッティンガー』は、英国王室の色である「ロイヤルパープル」の使用許可を受けた実績のある、イギリスのレザーグッズブランドです。
ロイヤルパープルのレザーを内生地に採用したロイヤルコレクションは人気を博しています。
英国王室の色(ロイヤルパープル)を内装に採り入れた二吊り財布です。
外装はオーソドックスなデザインなので、開いた時の上品な紫からくる満足感は、他のモデルでは、なかなか味わえないものに仕上がっています。
シックなバーバリーチェックを財布で楽しむ
バーバリーのアイコンアイテム、トレンチコートでは鮮やかなチェックが人気ですが、大人メンズにはシックな色合いのチェックがちょどう良いのです。
アイコンの“オーブ”金具が目をひく1品
ブラック&シルバーでシックな雰囲気に仕上げつつも、アイコン”オーブ”の存在感は健在です。
着脱可能なカードケース付き財布
こちらは取り外し可能なカードケースが付いた二つ折り財布です。
マドリード発のスペイン王室御用達|ロエベ(LOEWE)
『ロエベ』は、1892年のスペイン・マドリードで始まったレザーブランドです。ファッションブランドとして有名ですが、元々はレザー製品を扱う工房でした。
スペイン王室から王室御用達の称号を拝命した歴史を持ち、現在は、スペイン国内に留まらず、世界に向けて新たなアイテムを発信し続けています。
ロエベのアイコンバッグシリーズ「パズル」のデザインを採用した、二つ折り財布です。
幾何学的な模様が実に個性的ですが、ベースカラーは落ち着きのあるブラウンなので、幅広いコーディネートとマッチしてくれます。
世界的ラグジュアリーブランド|プラダ(PRADA)
皆さまご存知『プラダ』は、ラグジュアリーブランドの代名詞と称されるイタリアのブランドです。
高級ブランドで頻繁に目にするサフィアーノレザー(細かい型押しが施されたレザー)は、何を隠そう、プラダの発明品。元・レザー製品店だった時代のこだわりは今だ健在なのです。
プラダ自身が開発したサフィアーノレザーを使用した二つ折り財布です。プラダのメタルロゴも、ラグジュアリーブランドらしい“リッチ”なアクセントとして効いていますね。
細かな型押しによって、実は撥水性や耐久性を向上しているというのは驚きです。
イントレチャートの代名詞|ボッテガヴェネタ(BOTTEGA VENETA)
『ボッテガヴェネタ』は、イタリアを代表するラグジュアリーブランドです。今でこそ多くのブランドで見られる「冊切りレザーを丁寧に編み上げる技法」イントレチャートを編み出したブランドとして、多大な影響を与えました。
ボッテガヴェネタのトレードマークである「イントレチャート」を採用した二つ折り財布です。
「ブランドロゴの箔押し」や「メタルプレート」のような強いアクセントはありませんが、イントレチャートの美しさは冠婚葬祭の場に適するほどフォーマルであるのが最大の特徴と言えます。ちなみに、ブランドネームの型押しは内装に施されています。
“ブランド”という存在の始祖|グッチ(GUCCI)
『グッチ』は、1923年にグッチオ・グッチ氏が開業したレザーショップから始まった、世界で最もポピュラーなブランドです。人類史上初の、デザイナーの名前をブランド名(店名)に掲げて品質保証を示す、ことをやったブランドでもあります。
ブランドロゴ「GG」。赤を緑で挟んだストライプ。グッチの代表的なモチーフを組み合わせた二つ折り財布です。
キャンバス地を採用しているため、全面レザーの財布とはまた違う、服飾品系の上品さを感じられる一品に仕上がっています。
4本ステッチがアイコンのモードブランド
3つのカードスロットにコインケース、札入れと、ミニマルが好きな人にオススメです。
世界三大ジュエラーが仕立てる財布
ジュエリーのような金具を使った財布が人気です。
カードをタップリ携帯したい紳士のための、リーズナブル財布
非常に多くのカードを収納できるように設計された二つ折り財布です。
全カードポケットが埋まっている状態でもスムーズに閉じられるよう、カードポケット8枚分が上手に“逃げる”ように設計されているため、カードをタップリ収納した場合もギチギチになりにくいよう仕上げられています。
外装は天然皮革を採用しているため、そこそこの高級感を演出してくれます。
オイルドレザーのカジュアル感をリーズナブルに。|リー(Lee)
アメリカを代表する2大ジーンズブランドの一角『リー』。元々は、食料品のみを扱うブランドでしたが、徐々に雑貨や衣服にも勢力を伸ばし、1926年には世界初のジッパーフライ・ジーンズを発売するに至りました。
二つ折り構造の中に、L字ファスナー小銭入れを搭載している、あるようでない珍しいタイプの二つ折り財布です。
素材にはイタリアンレザーを採用。オイルを程よく含ませたものなので、使うほどに“イイ味”のエイジングが進んでいきますよ。
ゴールドのファスナーが、どことなくジーンズに通じるカジュアル感で仕上げられているのが特徴です。
手を伸ばせば届くラグジュアリー|コーチ(COACH)
『コーチ』は、NYマンハッタンで誕生したファッションブランドです。ラグジュアリーブランドの中でも、比較的「手が届く価格帯」に設定されていることから、幅広い年齢層に人気があります。
ピックアップしたのは、シボ感の上に「コーチのモノグラム」をエンボスしたレザーから仕立てられた一品です。
あとがき
以上、二つ折り財布につきまして、おすすめのブランドや商品を紹介しました。
参考になる部分があれば幸いです。
「お札もカードも小銭を、コンパクトに持ち歩きたい」という需要に対して、一周回って“実は丁度イイ”ことも少なくない二つ折り財布。
皆さんの理想に近い、二つ折り財布が見つかることを願っております。
『明治生まれの靴博士』編集部、玄木がお送りしました。
ではでは。
皇室御用達『傳濱野』
メンズライン特集
“老舗の当主が欲しいもの”を、皇室御用達の確かな仕立てで。
▼ブランドの概要
『傳濱野(でんはまの)』は、ロイヤルファミリー3代からご用命を受けた濱野家による、日本のブランド。
その歴史はなんと140年前の明治初期から。
皇室に献上するフォーマルバッグを仕立てていただけあって、その仕立ての良さはお墨付きです。
そんな傳濱野メンズラインのコンセプトは、
「数えきれないほどのレザー・財布を見てきたブランド当主が、自分で欲しいと思ったものを作る」というもの。
そのコンセプトなだけあって、
「これこれ、こういうのが欲しかったんだよ」
という、大量生産では叶わないようなアイテムが展開されています。