
ビジネスシーンから冠婚葬祭まで、何かと履く機会の多い「革靴」。
“おしゃれは足元から”というくらいですので、せっかくならスーツスタイルをかっこよく見せてくれる革靴を履きたいですよね。
しかし、革靴は、ブランドもデザインも種類も豊富のため、「どれを選べば良いのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
そこでこちらでは、日本&海外の人気革靴おすすめブランドをご紹介していきます。
また、革靴の選び方も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
国産ブランド

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革靴の選び方
まず初めに、革靴の選び方についてご紹介します。
自分に合う“一足”を見つけるためにも、ポイントを一つずつおさえていきましょう。
「つま先のタイプ」から選ぶ
革靴を選ぶときは、「つま先のタイプ」に注目しましょう。
つま先のタイプは、主に「ストレートチップ」「プレーントゥ」「ウイングチップ」「Uチップ」「モンクストラップ」の5つあります。
ビジネスから冠婚葬祭まで幅広く活用できる革靴を選ぶなら、つま先に横一本線が入ってる「ストレートチップ」かつま先に飾りがない「プレーントゥ」がおすすめ。
「ウイングチップ」や「Uチップ」は、お堅くない職場から休日のコーディネートまで対応できるデザインなので、ちょっとお洒落感をプラスしたいときや、ドレスアップしたいときにピッタリです。
周りとは違う印象を持たせたいなら、金属バックル&ベルトで締まりを調節する「ダブルモンクストラップ」が◎。活用シーンは限られますが、他の革靴にはない金属パーツの存在が実にエレガントです。
「サイズ」から選ぶ
当然ですが革靴を選ぶときは、「サイズ」も要チェック。
革靴には、履いた時に余るつま先の空間(捨て寸)があるため、足の実寸サイズの靴を選んでも足先は当たらない設計になっています。
あくまで目安ですが、普段履いてるスニーカーより「1.0〜1.5cm程度」小さいサイズの革靴を選ぶのがおすすめ。また、「ボールジョイント」と呼ばれる足幅も合うか確認しておくと良いでしょう。
「履き心地」から選ぶ
革靴の「履き心地」は、製法によって異なります。
ここでいう製法とは、「ソール(靴底)」のくっつけ方の違いです。
下に、製法の名称と特徴を図で表しているので、ぜひチェックしてみてください。

ざっくり紹介|人気革靴ブランド・メーカーを偏見で語るとこんな感じ
革靴の選び方をおさえたところで、おすすめの革靴ブランドと人気モデルを紹介していきます。
ただその前に、この記事の中で紹介するブランドが「要するに“こんな”ブランド」ということが分かるように、まずはザックリ紹介していこうと思います。
おすすめの人気革靴ブランドと定番モデル14選
ここからは人気革靴ブランドの定番モデルなどを紹介していきます。
実際に購入を検討するときの参考にしてみてくださいね。
※各商品の価格は2023年11月時点でのものとなります。
日本ブランド7選
大塚製靴|NHKで紹介されました!日本最古の紳士靴メーカー
ストレートチップは、つま先にもう一枚革を被せる(キャップを被せる)ことで、“一文字”と呼ばれるデザインに仕上げるのが一般的です。
しかし、今回紹介する革靴は、その一文字をスキンステッチで表現。
革を貫通しないように、だけど、革の中を糸が走るように。それでいて、しっかり模様に仕上がるように。それは、文字通り数ミリ単位の職人技です。
▼紹介した革靴に寄せられたお客様の声
満足な一足です
4.0
今までとは少し違ったストレートチップを探している際、スキンステッチの一文字に一目ぼれしました。
「曲者」の私の足にも合うか確かめるため、東京出張の際、六本木ヒルズのお店に立ち寄り試着させてもらいましたが、サイズは通常の購入サイズと同じでOK。案外、足幅にはゆとりがあり、ヒールも小ぶりでしっかりと足全体を包み込んでくれ、相性ピッタリで、早速、ネットで注文しました。
注文して3か月でようやく到着。ひとつ難点をいえば、色付けが後でなされるためかコバ付近などに若干の色ムラがありますが、ステッチの美しさ、ソールを含めた形の良さは、すばらしいものです。
とにかく、人に自慢したくなる、そんな一足です。引用元:公式通販サイト
タフでエレガント。そしてクッション性◎な “セミドレスシューズ”|大塚製靴
仕立てたのは、NHK「探検ファクトリー」でも特集された、日本最古の紳士靴ブランドである『大塚製靴』。
ブランドのロングセラーである「クラシックレザースニーカー」をベースに、履き心地も抜群に仕上がっています。
ドレカジなビジネススタイルの足元に合わせる、1足を探している方は是非お試しくださいませ。
REGAL(リーガル)|革靴初心者におすすめの王道ブランド
昭和44年から現在に至るまで、長く長く愛されているロングセラーアイテム。
甲高な傾向があるとされる日本人の足を、長く支えてきたリーガルの歴史が垣間見えますね。
▼紹介した革靴のレビュー
三陽山長|最高のクオリティを徹底的に追及する高級革靴ブランド
普遍的に愛されるよう、“フツウ”のデザインを極める一方で、靴ひもの穴の横を走るステッチで白鳥の首を彷彿とさせる曲線を描くなど、ディティールにもこだわっています。
SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)|日本製革靴の登竜門
texcy luxe(テクシーリュクス)|革靴の見た目とスニーカーの履き心地を融合したコンフォートシューズを展開
革靴デザインとスニーカーの履き心地を融合させたコンフォートシューズ(革靴スニーカー)を展開しており、この価格帯としてはかなり満足感が高いクオリティに仕上がっています。
両足を揃えた時の内側にスリットが仕込んであるため、靴ひもを結んだままでも脱ぎ履きしやすいようになっています。
▼紹介した革靴のレビュー
4.0
リピートなので、何というか安心して買物が出来ます。3Eサイズで動きやすく、普段靴サイズと同じ感覚で履きやすい。とにかく立ちっぱなし、動きっぱなしの仕事なので、コレでないと。引用元:楽天市場
『ユニオンインペリアル』
「世界に誇る靴づくり」をテーマに、イタリアの靴づくり日本製で仕立てています。
『HARUTA』
価格も2万円周辺と、かなりの高コスパブランドといえますね。
『シェットランド フォックス』
海外ブランド8選
Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)|世界で最も多くのノウハウを持つとされる、革靴ブランド
2002年に誕生した名作ラスト(足型)337と、ブランド史上最も有名なモデル・オードリーを組み合わせた一足です。
▼紹介した革靴のレビュー
5.0
申し分ありません。素人ですが、しっかりとした作りで良いものとすぐ分かります。以前自分の足のサイズを店で正確に測ったところ日本製よりもこちらの方が踵の幅、甲の高さなどあっていることがわかり決断をしました。長く使いたいと思います。包装もきれいで、シュークリームもついてとても満足しました。引用元:楽天市場
JOSEPH CHEANEY(ジョセフチーニー)|純英国産にこだわりつつ、トレンドを捉える英国ブランド
2011年に開発された足型125を採用しているため、日本人を含めた現代人にフィットするのが特徴です。
ダイナイトラバーソールを採用しているため雨天に強い特徴もあります。
▼紹介した革靴のレビュー
様々なシーンで使用できること、外回りが多く雨でも気にせず履ける為こちらを購入しました。イギリスらしいややぽってりとした顔立ちもとても気に入っています。
引用元:公式通販サイト
Jalan Sriwijaya(ジャラン・スリウァヤ)|手縫い靴を破格の3万円代で展開するインドネシアの革靴ブランド
ハンドソーンウェルト製法の革靴を3万円代で購入できる数少ないブランドの1つです。
フランス産のカーフレザー。イギリス産のダイナイトラバーソールを採用したモデルになります。
ロングセラーモデルである「985589」の後継者として開発され、旧モデルだと「踵(かかと)がすっぽ抜けがち」な日本人の足の踵をしっかりホールドしてくれるよう改良されています。
▼紹介した革靴のレビュー
5.0
足の実寸が26.6cm、幅10.5cmで甲高でサイズ7.5が踵が抜けず丁度良かったです。サイズ選びに不安がありながら購入しましたがお店の返品交換の対応がとても良かったです引用元:楽天市場
Berwick(バーウィック)|本格革靴の入門候補の1つ。スペインの革靴ブランド
「嗜好品としての革靴」ではなく「工業製品としての革靴」を作り上げるスタイルは、日本で言うところのリーガルに近いものがあるかもしれません。
ゴムを発砲させることで、同じ体積&適切な強度を持ちながら、重さが1/2という画期的なソール「ヴィブラムガムライトソール」を採用しているのもポイントです。
Paraboot(パラブーツ)|フランス国民に愛される革靴ブランド
全体的に“ぽってり”したシルエットなので、ガチガチのスーツよりもジャケパンスタイルやカジュアルコーデの足元を任せたい一足です。
Tricker’s(トリッカーズ)|1足を1職人がすべて担当する、英国王室御用達ブランド
ダイナイトラバーソールを採用することで雨道での滑りを防止。つまさきと履き口に余裕があるデザインは、非常にボリュームがありますね。
ALDEN(オールデン)|革のダイヤモンド・コードバン革靴の代名詞
アメリカの革靴文化をけん引した存在ともいた、医療用矯正靴を発表して注目された歴史もあります。
“革のダイヤモンド”ことコードバンといえば、オールデン。というぐらい、革靴界隈ではコードバン革靴の代名詞として知られています。
サントーニ
おわりに
以上、革靴選びのポイントと、おすすめの革靴・ビジネスシューズブランドを紹介・解説しました。
参考になりましたでしょうか?
時代の流れもあって、革靴は「履こう!」「買おう!」「欲しい!」という強い意志やこだわりがないと、日々の生活とは、あまり縁がない物の1つになってきました。
なので、今回の記事を通して皆さんの革靴に冠する悩みや疑問を解消しつつ、革靴に対する興味が湧いたり増していたり、とても嬉しいです。
是非、皆さんが求める理想の革靴を見つけてくださいね。
『明治生まれの靴博士』編集部の大山が
お送りしました。
ではまた。
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