こんにちは、『明治生まれの靴博士』のおかだです。
今回は、2025年には生誕40周年を迎える、ナイキ『エア・ジョーダン』にフォーカス。
エアジョーダンの誕生秘話を映画化した『AIR/エア』を久しぶりに観た熱量そのままに記事を書いています。
時には「スニーカー界のキング」とも称され、
スニーカーブームの象徴的存在であるエアジョーダン。
2024年現在38モデルが展開されていますので、
その歴史を遡りながら全モデルをご紹介できればと思います。
ちなみにおかだはやっぱり1が好きです。
そもそもエア・ジョーダンって?
バスケの神様と呼ばれる「マイケル・ジョーダン」のためにナイキが作ったバスケットシューズのこと。
エアジョーダン誕生秘話
1984年当時、NIKE社バスケット部門の業績は振るわず、打開策を模索していました。
担当者が大学時代のマイケルジョーダンに歴史を変えるポテンシャルを見出し、何人かの選手とのスポンサー契約をするための予算25万ドルをマイケルジョーダン1人に全額提示。
さらに、当時「アディダスがいい!」という意向だったマイケルジョーダンと契約するための秘策として打ち出したのが、マイケルジョーダンのために作ったバッシュ。これこそが“エア・ジョーダン1”です。
筆者メモ:エアジョーダン1のカラーリング(真っ赤なブルズカラー)は当時のNBA出場規定に違反。出場するたびに5,000ドルの罰金が発生し、それはNIKE社が払い続けたというのも、有名な逸話ですね。
ジョーダンの名を冠したモデルだから、売上の一部を本人に分配する。というビジネスモデルができた歴史的な瞬間でもありました。
【全38モデル】歴代エアジョーダンを徹底網羅!
– モデル – Air Jordan1 |
– モデル – Air Jordan2 |
– モデル – Air Jordan3 |
– モデル – Air Jordan4 |
– モデル – Air Jordan5 |
– モデル – Air Jordan6 |
– モデル – Air Jordan7 |
– モデル – Air Jordan8 |
– モデル – Air Jordan9 |
– モデル – Air Jordan10 |
– モデル – Air Jordan11 |
– モデル – Air Jordan12 |
– モデル – Air Jordan13 |
– モデル – Air Jordan14 |
– モデル – Air Jordan15 |
– モデル – Air Jordan16 |
– モデル – Air Jordan17 |
– モデル – Air Jordan18 |
– モデル – Air Jordan19 |
– モデル – Air Jordan20 |
– モデル – Air Jordan21 |
– モデル – Air Jordan22 |
– モデル – Air Jordan23 |
– モデル – Air Jordan2009 |
– モデル – Air Jordan2010 |
– モデル – Air Jordan2011 |
– モデル – Air Jordan2012 |
– モデル – Air Jordan28 |
– モデル – Air Jordan29 |
– モデル – Air Jordan30 |
– モデル – Air Jordan31 |
– モデル – Air Jordan32 |
– モデル – Air Jordan33 |
– モデル – Air Jordan34 |
– モデル – Air Jordan35 |
– モデル – Air Jordan36 |
– モデル – Air Jordan37 |
– モデル – Air Jordan38 |
– リリース – 1985年 |
– リリース – 1986年 |
– リリース – 1988年 |
– リリース – 1989年 |
– リリース – 1990年 |
– リリース – 1991年 |
– リリース – 1992年 |
– リリース – 1993年 |
– リリース – 1993年 |
– リリース – 1994年 |
– リリース – 1996年 |
– リリース – 1996年 |
– リリース – 1997年 |
– リリース – 1998年 |
– リリース – 1999年 |
– リリース – 2001年 |
– リリース – 2002年 |
– リリース – 2003年 |
– リリース – 2004年 |
– リリース – 2005年 |
– リリース – 2006年 |
– リリース – 2007年 |
– リリース – 2008年 |
– リリース – 2009年 |
– リリース – 2010年 |
– リリース – 2011年 |
– リリース – 2012年 |
– リリース – 2013年 |
– リリース – 2014年 |
– リリース – 2016年 |
– リリース – 2016年 |
– リリース – 2017年 |
– リリース – 2018年 |
– リリース – 2019年 |
– リリース – 2020年 |
– リリース – 2021年 |
– リリース – 2022年 |
– リリース – 2023年 |
– デザイナー – ピーター・ムーア |
– デザイナー – ピーター・ムーア ブルース・キルゴア |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド |
– デザイナー – ウィルソン・スミス 3世 |
– デザイナー – ウィルソン・スミス 3世 |
– デザイナー – テイト・クアビス |
– デザイナー – テイト・クアビス |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド/マーク・スミス |
– デザイナー – ドウェイン・エドワーズ |
– デザイナー – ドウェイン・エドワーズ |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド/マーク・スミス |
– デザイナー – ジェイソン・メイデン |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド/マーク・スミス |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド/トム・ルーデッケ |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド/トム・ルーデッケ |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド/ジョシュ・ハード |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド |
– デザイナー – ティンカー・ハットフィールド/マーク・スミス |
– デザイナー – テイト・クエルビス |
– デザイナー – テイト・クエルビス |
– デザイナー – テイト・クエルビス |
– デザイナー – テイト・クエルビス |
– デザイナー – テイト・クエルビス |
– デザイナー – テイト・クエルビス |
– デザイナー – – |
– デザイナー – – |
– カラー – ブラック/レッド |
– カラー – ホワイト/レッド |
– カラー – ホワイト/セメントグレー |
– カラー – ブラック/セメントグレー |
– カラー – ブラック/メタリックシルバー |
– カラー – ブラック/インフラレッド |
– カラー – ホワイト/ニュートラルグレー – トゥルーレッド |
– カラー – ブラック/ブライトコンコルド – アクアトーン |
– カラー – ホワイト/ブラック – トゥルーレッド |
– カラー – ホワイト/ブラック – ライトスチールグレー |
– カラー – ホワイト/ブラック – ダークコンコルド |
– カラー – ホワイト/ブラック – タクシー |
– カラー – ブラック/バーシティレッド |
– カラー – ホワイト/ブラック – バーシティレッド |
– カラー – フリントグレー/ホワイト |
– カラー – ブラック/バーシティレッド |
– カラー – ホワイト/バーシティレッド – チャコール |
– カラー – ブラック/スポーツロイヤル |
– カラー – ホワイト/クロム – バーシティレッド |
– カラー – ホワイト/ブラック – レッド |
– カラー – – |
– カラー – – |
– カラー – – |
– カラー – – |
– カラー – – |
– カラー – – |
– カラー – – |
– カラー – – |
– カラー – – |
– カラー – – |
– カラー – – |
– カラー – – |
– カラー – – |
– カラー – – |
– カラー – – |
– カラー – – |
– カラー – – |
– カラー – – |
Air Jordan1(1985年)
所属するシカゴ・ブルズのチームカラーを組み合わせた黒赤はBlack + Red =BRED(ブレッド) と呼ばれています。
当時のNBA服装規定に違反するため、この靴を履いて試合に出場するたびに罰金5,000ドルが課され、それをナイキが肩代わりしていた、というのは有名な逸話。
Air Jordan2(1986年)
最も挑戦的とも言えるのはやはりナイキのアイコン“スウッシュ”がアッパーからアッパーからなくなっている点。
ジョーダンシリーズの中で唯一イタリア製。ジョーダンシリーズの中でも特にエレガントな印象の一足で、オフホワイトとのコラボでも話題になりました。
加水分解のしやすさから不人気…と言われることも多いですが、マイケルジョーダンが公式戦で初めてローカットを履いたのはエアジョーダン2、なんて話もあったりします。
Air Jordan3(1988年)
ジョーダンブランドを象徴する“ジャンプマン”ロゴはAJ3でデビューしました。
デザインでは「ビジブルエア(Visible AIr)」(ソールの外側からエアバッグが見える仕様)を初搭載しました。
Air Jordan4(1989年)
AJ2、AJ3の売上が振るわなかったため、「フライトシリーズ」に組み込まれることが検討されていたが、このAir Jordan4が大ヒットしました。
Air Jordan5(1990年)
ソール部分にはサメの歯をイメージしたデザイン。
Air Jordan6(1991年)
シュータンに重ねるジャンプマンのデザインが印象的ですね。
ジョーダンの「素足のように履けるシューズを」とリクエストから生まれたんだそうです。
ちなみにスラムダンクの桜木花道が履いていたのもこちらのモデルです。
Air Jordan7(1992年)
ハラチ(インナーブーツシステム)を採用しているのが特徴的です。
Air Jordan8(1993年)
前作のハラチシステムに加え、テーピングをヒントにしたクロスストラップを採用することでシリーズ最高のフィット感と謳われた。
このモデルを最後に、ジョーダンは一度引退することとなる。
筆者めも📝:ジョーダンはプロの野球選手に。ホワイトソックスに入団しました
Air Jordan9(1993年)
前作とは打って変わって、ブーツのようなデザインに。
Air Jordan10(1994年)
このシーズン途中で、ジョーダンはNBAに帰ってきました。
Air Jordan9から引き続き、ソールの底にはジョーダンの各シーズンの功績を讃える文字が刻まれました。
Air Jordan11(1995年)
エナエルを採用するなどしてドレッシーなデザインに。
ヒールの「45」はジョーダンの復帰当初の背番号。
Air Jordan12(1996年)
街の人々よりも選手に支持された機能だそうですね。
放射状のステッチのデザインは旭日旗がモチーフなんだそう。
スリーピート(3連覇)が始まる年にリリースされたモデルでもあります。
Air Jordan13(1997年)
ニックネームは「ブラックキャット」です。豹もネコ科ですしね.
獣の目ををイメージしたホログラムパーツや肉球のようなソールが特徴的です。
Air Jordan14(1998年)
デザインは、ジョーダンの愛車フェラーリ550がモチーフになっています。
このモデルを最後にジョーダンはもう一度NBAから引退する。(その後2001年に再びコートに戻ってきます。)
Air Jordan15(1999年)
ジェット機をモチーフにデザインされました。
ビリー・アイリッシュとコラボしたことでも話題になりました。
Air Jordan16(2001年)
取り外しできるシューレースカバーを採用し、バッシュ⇔ファッションギアの切り替えができる設計に。
現役を引退し、ワシントン・ウィザーズのオーナーとなっていたジョーダンはチームの不振から現役に復帰。
ジョーダン3度目の復帰を飾ったモデルです。
Air Jordan17(2002年)
ジョーダンの即興スキルをジャズに見立ててデザインを作成。Jordanブランド初となるミューズシャン(ジャズ演奏家)契約のきっかけになった。
チューンドアシステム、Zoom Airバッグなどなど、さまざまなテクノロジーも採用され、当時のAir Jordanシリーズでは最も高額なモデルでした。
Air Jordan18(2003年)
当時のジョーダンの愛車、ランボルギーニ/ムルシエラゴがデザインモチーフ。
シューレースを隠す“シュラウド”も相まって流線型のフォルムが美しい一足です。
Air Jordan19(2004年)
アフリカの毒蛇をデザインモチーフに、これまでのシューレースを隠すデザインを踏襲。
この時ジョーダンブランドと新しく契約した「カーメロ・アンソニー選手」が着用したことでも話題になった1足。
Air Jordan20(2005年)
エアジョーダンの歴史を共に歩んできたデザイナー、ティンカー・ハットフィールドを再度起用したAir Jordan20。
ジョーダンシリーズ初のノンエアモデル。
Air Jordan21(2006年)
一面にレザーを使い高級感を押し出しつつ、機能面ではインソールを「ナイキエア」「ズームエア」から選べるようにしたモデルです。
Air Jordan22(2007年)
着用する選手によってデザインを変更するPE(プレーヤーズエディション)が宴会されたモデルです。
ジョーダンの背番号23にちなんだAir Jordan23への期待の陰に隠れてしまった不遇な名作、と言われることもあるようですね。
Air Jordan23(2008年)
Air Jordan2009(2009年)
デザイン面では、サテンのプリーツや、ドレスシューズのように磨き上げることも可能なレザーを採用。
機能面では、アーティキュレイテッド・プロパルジョン・テクノロジー(APT)と呼ばれる技術を採用。
障害者世界記録保持者のエイプリル・ホームズ選手着用のカーボンファイバー製義足の技術です。
Air Jordan2010(2010年)
機能面でも、「スタックヒールズームエア」を搭載しシリーズ随一の衝撃吸収性を備えています。
Air Jordan2011(2011年)
『インター・チェンジャブルコンセプト』を採用し、様々なコンディションに対応。
また、インターロックシステムを採用することで、フィット感も抜群だった。
Air Jordan2012(2012年)
これまでのモデルの中で、カスタマイズの幅が最も広がったモデル。
インナー2種類、ソックライナーが3種類と、6通りの組み合わせに対応しています。
Air Jordan28(2013年)
呼び方も年号から番号に戻りました。
機能面では軽量性、クッション性を意識した素材選び。デザイン面ではアッパーのジッパーでブーツのようなシルエットに切り替えられるようになっています。
Air Jordan29(2014年)
一枚素材のウーブンアッパーを採用し高いフィット感を実現。
デザイン面では、ジャンプマンロゴを大きく配置しているのが印象的なモデルです。
Air Jordan30(2016年)
ソールには30を意味するXXXをバスケットネットに見立ててデザイン。
ジョーダンが在籍していたノースカロライナ大学の当時のユニフォームに使用されていた柄を再現しています。
Air Jordan31(2016年)
ここまでAir Jordan1にしかなかったスウッシュと、最新技術フライウェーブが共演しています。
Air Jordan32(2017年)
レザーをフライニットに変更することで軽量性・通気性を確保。他にもズームエアやフライトスピードを搭載し、ハイスペックな仕様に。
Air Jordan33(2018年)
大きなシュータンがアイコニックですね。
機能面では、ファストフィットテクノロジーを採用し、足の固定感を即座に調整できるように。
Air Jordan34(2019年)
シュータンにAir Jordan4のエッセンスを取り入れ、機能面ではシリーズ最軽量を実現し「高く飛ぶため」に開発されたモデル。
Air Jordan35(2020年)
高めのシュータンがエア ジョーダン5を彷彿とさせます。
シリーズ史上初となる、足の前部分とヒール部分の両方にズームエアを搭載。
反発力と推進力を強化したモデル。
Air Jordan36(2021年)
最新技術を駆使した素材「レノウェーブ」を採用し、35よりも30g近く軽量化に成功しています。
Air Jordan37(2022年)
前作で登場したレノウェーブを採用し、機能面ではナイキスポーツリサーチラボの研究に基づいた「ジャンプの動作をサポートする」テクノロジーを搭載しています。
Air Jordan38(2023年)
重量の20%以上がリサイクル素材で作られています。
フルレングスのZoom StrobelユニットとフルレングスのCushlon 3.0フォームを採用することで抜群のクッション性を実現しています。
あとがき
アニバーサリーイヤーとなる来年2025年の発表が楽しみですね!