キャッシュレス化やQRコード決済の割合が増え続ける今日、注目されているのが「ミニ財布」や「マネークリップ」です。
どちらも必要最低限のお札やコイン・カードを持ち運ぶのがスマート!という考えに基づいて設計された物ですが、それらから更にミニマルレベルを上げたのが、今回フォーカスする「フラグメントケース」です。
今回の記事では「フラグメントケースの基本知識」や「おすすめのフラグメントケース」などについて紹介・解説していきます。
『ミニ財布やマネークリップとは何が違うの?』
『おすすめのフラグメントケースって何?』
そんな疑問をお持ちの方のお手伝いができれば幸いです。
では、より良きミニマルライフを目指して。
フラグメントケース
フラグメントケースとは?
改めて見直すと「ミニ財布との違いは何だ?」や「結局、どんなものなんだ?」といった面も少なくないフラグメントケース。
おすすめの商品を紹介する前に、改めて「フラグメントケースとは何ぞや?」という疑問にふれていきたいと思います。
特定の収納機能に特化した、いわゆる「お財布のカケラ」
「フラグメントケース」とは、
- カードポケットが付属しているファスナーコイン入れ
- カードポケットが付属しているマネークリップ
といった物の総称で、ざっくり言うと“お財布のカケラ”みたいな物のことです。
「カケラ」や「不完全な断片」を意味する「フラグメント〔fragment〕」という言葉の通り、完全体の財布(長財布や二つ折り財布)から、一部の収納機能だけが分離している感じをイメージしてもらえれば、おおよその認識としては正しいと思います。
長財布や二つ折り財布より小さいのは勿論、流行りのミニ財布やマネークリップよりも、さらに更に小型で薄い存在なのです。
非常に収納力が少ない。だからこそ、スマートで潔い
フラグメントケースは収納力が非常に小さく、本当に必要最低限のお札やコイン・カードしか持ち運べません。
逆に、収納力が低いために、分厚くも・重くなることもないため、ジャケットなどの上着に入れたとしても、シルエットを崩しにくいというメリットもあるのです。
カード決済でOKなワインバーや、ホテルのラウンジなどでは、大きいお財布を開くことこそ不格好に映ってしまうこともあるはず。
そんな特に、サッと取り出せて、スマートに会計を済ませることができるフラグメントケースは適任。まさに適材適所なワケですね。
おすすめのフラグメントケース13選
では、ここからはオススメのフラグメントケースを紹介していきます。
実際に購入するときの参考にしてみてくださいね。
また、各商品のスペックを比べる際、どこがドコのことを指しているのかを整理する目的で、下のような画像(↓↓↓)を用意いたしました。ページによって名称が微妙に変わるとややこしいので、予めご了承くださいませ
– 参考価格 – 56,100円 |
– 参考価格 – 15,620円 |
– 参考価格 – 62,700円 |
– 参考価格 – 14,300円 |
– 参考価格 – 43,500円 |
– 参考価格 – 56,100円 |
– 参考価格 – 44,000円 |
– 参考価格 – 77,000円 |
– 参考価格 – 18,700円 |
– 参考価格 – 37,400円 |
– 参考価格 – 23,100円 |
– 参考価格 – 16,500円 |
– 参考価格 – 29,700円 |
– 縦横サイズ – 縦 7,5cm 横 13cm |
– 縦横サイズ – 縦 8cm 横 13cm |
– 縦横サイズ – 縦 8cm 横 14.5cm |
– 縦横サイズ – 縦 9cm 横 14cm |
– 縦横サイズ – 縦 7.5cm 横 13cm |
– 縦横サイズ – 縦 7.9cm 横 13cm |
– 縦横サイズ – 縦 7.0 cm 横 13.0cm |
– 縦横サイズ – 縦 7cm 横 13.5cm |
– 縦横サイズ – 横 8.0cm 縦 13.8cm |
– 縦横サイズ – 縦 7.7cm 横 13.2cm |
– 縦横サイズ – 縦 8.5cm 横 19.3cm |
– 縦横サイズ – 縦 7.5cm 横 14cm |
– 縦横サイズ – 縦 8cm 横 14cm |
– 幅・厚み – 幅 1cm |
– 幅・厚み – — |
– 幅・厚み – 幅 1cm |
– 幅・厚み – 幅 0.5~1.9cm |
– 幅・厚み – 幅 1cm |
– 幅・厚み – — |
– 幅・厚み – — |
– 幅・厚み – 幅 0.5cm |
– 幅・厚み – 幅 0.8cm |
– 幅・厚み – 幅 1.2cm |
– 幅・厚み – 幅 0.6cm |
– 幅・厚み – 幅 0.5cm |
– 幅・厚み – 幅 1.5㎝ |
– 収納スペース – コインスペース×1 カードポケット×5 |
– 収納スペース – コインスペース×1 カードポケット×4 |
– 収納スペース – コインスペース×1 カードポケット×4 フリースペース×1 |
– 収納スペース – コインスペース×1 フリースペース×2 カードポケット×6 |
– 収納スペース – コインスペース×1 カードポケット×4 |
– 収納スペース – コインスペース×1 カードポケット×4 |
– 収納スペース – コインスペース×1 カードポケット×4 |
– 収納スペース – お札スペース×1 カードポケット×4 |
– 収納スペース – コインスペース×1 カードポケット×4 |
– 収納スペース – コインスペース×1 カードポケット×4 フリースペース×1 |
– 収納スペース – お札スペース×1 カードポケット×4 フリースペース×1 |
– 収納スペース – コインスペース×1 カードポケット×4 |
– 収納スペース – コインスペース×1 カードポケット×4 フリースペース×3 |
– 開閉部のマチ – マチあり |
– 開閉部のマチ – マチなし |
– 開閉部のマチ – マチあり |
– 開閉部のマチ – マチあり (そしてL字開閉) |
– 開閉部のマチ – マチなし (ただしL字開閉) |
– 開閉部のマチ – マチなし |
– 開閉部のマチ – マチなし |
– 開閉部のマチ – マチなし |
– 開閉部のマチ – マチなし |
– 開閉部のマチ – マチあり |
– 開閉部のマチ – マチなし |
– 開閉部のマチ – マチあり |
– 開閉部のマチ – マチあり |
※掲載している参考価格や各通販サイトでの販売価格は、2023年12月時点のものです。予めご了承くださいませ。
シルバーアクセントで表現された、“モード”の世界観|サンローラン(SAINT LAURENT)
ブラックのスムースレザーをベースに、ファスナーラインとブランドネームのシルバーアクセントが実に上品。
モノグラムの反対側の角っこを落とすことで、よりシャープな印象に仕上がっています。
ブランド名
収納スペース
サイズ(センチ)
特徴、キーワード etc.
職人技 × 素材の良さで仕立てられた日本製フラグメントケース
トレンドに左右されないベーシックなデザインの中に、ブランドネームであるルート型にカッティングされたフロントポケットを、ちょっとした個性として、ひとつまみ。
機能性とデザイン性を備えた、レザー製ファスナープルも、タッセルのようでお洒落ですね。
トレンドに左右されない長く使えるデザインだからこそ、エイジングが楽しめる一品に仕上げられていますよ。
ハイブランドの王|ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)
日本の市松模様に似ていることから何となく親近感を覚える「ダミエ柄」を施した、ダミエグラフィットキャンバスを採用。
カードポケットの一部にV字の切れ込みを入れるなど、デザインで個性を出しつつ、利便性にも配慮。
ファスナースペース以外に、背面にもチケットやお札を挿し込めるフリースペースがあるため、是非、ご活用くださいませ。
ブランド名
収納スペース
サイズ(センチ)
特徴、キーワード etc.
バッグ職人が仕立てる、スマート&上品なフラグメントケース
形状としては開閉が楽な、薄型L字財布。
ブランドネームの金箔押しやファスナー金具など、フラグメントケースであっても上品に整えてられているのが特徴です。
シルクのように滑らかなコバ仕上げなど、バッグから取り出した時に、上品な印象のまま扱うことができますよ。
マドリード発のスペイン王室御用達|ロエベ(LOEWE)
ロエベのアイコニック的なシリーズであり「パズルステッチ」を施したデザインが特徴。ロエベのモノグラムデザインと相まって、どことなく“幸福の象徴”である四葉のクローバーを感じるのは私だけでしょうか。
開口部にはマチこそありませんが、L字ファスナー型なので、ばっくり大きく開いてくれるのも嬉しいポイントです。
ドンと主張するブランドネームが何よりの証|バレンシアガ(BALENCIAGA)
今回のピックアップしたフラグメントケースの中では、首に欠けられる機能がデフォルトでついているなど、よりファッションよりのアイテムとして企画されています。
ブランドネームより「物の良さ」を大切にする|メゾン・マルジェラ(Maison Margiela)
当然のようにシンプルなデザインではあるのですが、表面(ステッチデザインのある面)と裏面とでレザーの表情を変えていたり、ファスナーのない辺の角をオーバルに仕上げているなど、さり気ないこだわりが見て取れる一品です。
ブランド名
収納スペース
サイズ(センチ)
特徴、キーワード etc.
縫製の糸さえ取り除いて『究極のシンプル』を追及するブランド|スラー(SLUR)
スーパーカーの流線形をモチーフにした「ステッチゼロ」のエナメルレザーと、エンジンの躍動感を彷彿とさせるクロコダイルレザーとを組み合わせた一品です。
フラグメントケースとしては珍しく、コインスペースとファスナーラインがないタイプで、とにかく薄く仕上げられているのもポイントです。
ランドセル作りから始まったハンドメイドブランド|土屋鞄製造所
- シボ感レザー
- 本体と異なる色(白色)のステッチ
- 角の取れた丸みのあるデザイン
などの要素から、パッと見ただけでも、何だか優しい印象に仕上がっているのが特徴です。
イタリアの伝統技法で鞣(なめ)されたバケッタレザーを採用しているため、エイジングも、じっくり楽しむことができますよ。
▼紹介したフラグメントケースのレビュー
今の時代に合った財布です。
5.0
現金を使うことが少なくなり、財布の形態もカード入れだけで良くなりました。
でも、中々そうしたニーズに合った財布は少なく、やっとこの商品を見つけました。無駄が無くスマートで気に入っています。ただ、今の時代カードポケットが4箇所では少な過ぎます。カードのポケットが後1、2箇所付いていれば満点でしたが。引用元:公式通販サイト
手作業で色を重ねていく“アナログ”だからこその世界観|ユハク(YUHAKU)
美しいグラデーションの中に、シルバー箔で施された y u h a k u が実にお洒落。
手染めレザー以外には、サフィアーノレザーのように型押しされたレザーを採用しているため、デザインと素材の2要素でコントラストを楽しむことができます。
また、ファスナー開閉できるコインスペースの中に仕切りがあるため、フラグメントケースという限定された空間さえも、より効率的に使いたい整頓好きな方にオススメです。
スリムさ。美しさを追及したアートレザープロダクト|フルッティディボスコ(FURUTTI DI BOSCO)
コインスペースを取り払い、お札やチケット・カード収納のみにフォーカスした設計がされているため、非常にスリム。
ちなみに、非常にデザイン要素が強いように見えて、お札やチケットでも折り曲げずに収納できるという機能的ポイントがあったりします。
夜のワインバーやホテルラウンジなど、陽が落ちた後のムーディーな空間のお供に是非。
クオリティ・オブ・ライフを大切にする大人のために。|PELLE MORBIDA(ペッレ・オルビダ)
ブランド名が、柔らかな肌(革)を意味するイタリア語に由来しているため、外国のブランドかと思いきや、実はメイドインジャパンにこだわる日本のブランドだったりします。
ブランド名
収納スペース
サイズ(センチ)
特徴、キーワード etc.
フューチャーヴィンテージの体現を目指す日本のブランド|クラフスト(CRAFSTO)
馬具などに用いられていた歴史のあるブライドルレザーを採用しており、使い始めは目立っていた白いロウが、使い込むほどに徐々に落ちて馴染んでいく様を楽しむことができます。
耐久性が高いのは勿論のこと、一般的なフラグメントケースよりもフリーポケットの数が多いなど、機能面にもこだわりが見えます。
あとがき
以上、“お財布のカケラ”こと、フラグメントケースについて解説しました。
基本知識からオススメ紹介まで、参考になる部分があれば幸いです。
キャッシュレス社会や、スマートに会計を済ませたいときにピッタリなフラグメントケース。ぜひ皆さんが探している理想の一品が見つかれば幸いです。
『明治生まれの靴博士』編集部、玄木がお送りしました。
ではでは。
皇室御用達『傳濱野』
メンズライン特集
“老舗の当主が欲しいもの”を、皇室御用達の確かな仕立てで。
▼ブランドの概要
『傳濱野(でんはまの)』は、ロイヤルファミリー3代からご用命を受けた濱野家による、日本のブランド。
その歴史はなんと140年前の明治初期から。
皇室に献上するフォーマルバッグを仕立てていただけあって、その仕立ての良さはお墨付きです。
そんな傳濱野メンズラインのコンセプトは、
「数えきれないほどのレザー・財布を見てきたブランド当主が、自分で欲しいと思ったものを作る」というもの。
そのコンセプトなだけあって、
「これこれ、こういうのが欲しかったんだよ」
という、大量生産では叶わないようなアイテムが展開されています。