明治5年(1872年)創業。日本人のための靴を作り続けている、日本最古のシューメーカー
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※作品の受付状況に関するお知らせ( ドレスレザースニーカーシリーズ )
年末年始に向けたオーダー集中に伴い、早期にお届け可能なご用意分に限りがございます。出来る限り早く製作できるよう、職人や素材の調整を進めておりますが、オーダー状況によっては一部の作品について完売となる場合もございます。恐れ入りますが、お急ぎの方はお早めにご覧くださいませ。





今回ご紹介する意匠は、

目付け



「神は細部に宿る」


God is in the details(神は細部に宿る)。

かつてある建築家が残した言葉です。一つの建造物を作る時に全体だけ美しく作ろうとするのではなく、細部の装飾や仕様にこだわりことによってこそ全体の美しさを完成されるといいます。

人は兎角に衆人の目に触れやすいところには気を遣う一方で、見落としがちなところに手を抜いてしまいがちです。しかし本当に一流の仕事と言えるのは、そうしたほとんど気付く人がいないところに宿るのかもしれません。


目付けとは




グッドイヤー製法やハンドソーン製法でソールを縫い付ける際に、まずウェルトと呼ばれる帯状の革をアッパーに縫い付け(掬い縫い)、それからウェルトとソールを縫い付ける(出し縫い)ことによって作られます。

この二段階の工程を経ることによって、堅牢でかつソールの交換が容易な作りになるのです。この作りこそが一生モノと呼ばれる所以とも言えるでしょう。

目付けとは、このソールをウェルトに縫い付ける段階で生じる縫い目を目立たないようにする意匠のこと。一般的には、特殊なコテやウィールと呼ばれる道具を用いてウェルト面に凹凸をつけることにより縫い目を目立たないようにさせています。

たかがコバの縫い目と言う人もいるでしょう。しかしそうした所にまで神経を行き届かすことでようやく一つの作品が完成するのです。


3種類からなる目付けの仕立て




OTSUKA M-5 のラインナップには、「細目付け」、「平目付け」、「面取り目付け」と呼ばれる3種類の目付けで仕上げられています。

「細目付け」とは、ウェルト面全体に細い凹凸をつけることによって出し縫いの糸を見えなくする意匠のこと。ウェルト面にロウを塗り、その上からウィールを用いて凹凸をつけます。出し縫いの目の細かさと相まって縫い目が目立たなくなるのです。

「平目付け」とは、ウェルト面には一切の意匠を施さず縫い目をそのままの状態にすることでシンプルな印象を与えるもの。 OTSUKA M-5のラインナップの中では、ヤハズ仕上げと組み合わせることによりスマートかつエレガントな表情を靴に持たせているシリーズなどに用いられています。

「面取り目付け」というのは、出し縫いの糸の外側に面取りをして、その面にのみ凹凸を入れることでコバの張り出しを小さく見せる意匠。そうすることでコバ全体が引き締まったスマートな印象を与えます。ただし通常の目付けとは角度が異なるため均等で美しい目付けをつけるには相応の技術が必要となる意匠です。


目付けを使用している靴はこちら ▼

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