明治5年(1872年)創業。日本人のための靴を作り続けている、日本最古のシューメーカー
『大塚製靴』公式オンラインショップ(WEB本店)



※作品の受付状況に関するお知らせ( ドレスレザースニーカーシリーズ )
オーダー集中に伴い、早期にお届け可能なご用意分に限りがございます。出来る限り早く製作できるよう、職人や素材の調整を進めておりますが、オーダー状況によっては一部の作品について完売となる場合もございます。恐れ入りますが、お急ぎの方はお早めにご覧くださいませ。





今回ご紹介する技術は、

半二重(はんにじゅう)



「和魂洋靴」の意味


明治維新は、我々日本人にとって非常に大きなターニングポイントでした。

一連の改革を無血で達成し、奇跡の改革とさえ言われたこのイベントはしかし、人々の生活に対するインパクトという意味では他の世界史上の革命と同じように、むしろそれ以上に強大なものでありました。

既存の価値観の崩壊に遭遇し、文明開化の名の下に西洋の文化を表面的に受け入れていく時代の中で、「日本人のための靴を」という信念を以って誕生した大塚製靴。

和魂洋才―
“日本人としての精神を堅持しつつ、西洋の学問・知識を受け入れること”


ただ盲目的に西洋を受け入れていく時代の中で、“日本人のための”という姿勢を忘れなかったという事。 それこそが、大塚製靴のアイデンティティであり、だからこそ自分達の靴を“和魂洋靴”と呼んでいるのです。


日本人のための洋靴




日本人にとって履き良い洋靴を考えるにあたり、我々はまず自分自身の文化を考えなくてはなりません。つまり、西洋人と日本人の生活の違いを考えなくては、“日本人にとって”という事を達成する事は出来ないのです。

西洋人は、基本的に朝着替えて靴を履いてから夜再び着替えるに至るまで、靴を脱ぐ事はありません。

一方で日本人は、一日の間で何度も靴を脱ぎ履きする機会があります。

靴の着脱の頻度は、西洋と日本の履き物の文化についてもっとも異なる点であると言えます。


履き良い靴を、より永く履くために




脱いだり履いたりする機会が多いということはすなわち、踵の部分にかかる負荷が大きいという事。

靴べらをあてられ必要以上にテンションが掛かるだけでなく、多かれ少なかれ踏みつけてしまう事があるかも知れません。

そこで施されたのが、踵部分の二重のステッチ。
“半二重”と呼ばれるこのステッチによって、履き口の傷みは最小限に抑えられます。

さらに、このステッチはライニングの縫割(縫い合わせ部分)まで伸びており、ほつれを防ぐ役割も担っているのです。

半二重は「履き良い靴は、永く履けるべきである」という考えから生まれた、日本人ならではの工夫を凝らした意匠です。


半二重を使用している靴はこちら ▼

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